Friday, October 4, 2013

【思考】物の大切さについて

改めて言うのもなんですが、インドに留学できて本当に良かった。
理由が、コレに気がつく事が出来たからです。
物を大切にする。
来る前から、精神的な断捨離を目的としてましたが
これが体感できそうです。

今回もレコ チェンナイエクスプレス(大ヒット映画です)


まず、学校のテキスト。
もちろん大半は共用、学校の持ち物を皆でシェアします。
なのでテキストに年季が入ってますが
何回も何回も補強して使っています。
パソコンも調子悪い時が多いですし、停電もあるため安定していません。

先進国の様にちょっと汚れたり
使えなくなったりしただけで捨てたりしません。
でも彼らはIELTSでばりばり結果出してます。

インドの携帯電話はDeveloping countryって言う言葉作った国の人たちの
捨てた携帯を中国でリペアして売られています。

どうして先進国の人はすぐに新しいものを捨てるのか??
っていうテーマになった時に
教室の中で何とも言えないむなしい気分になったのは僕だけでしょう。
インドでは鉛筆もチョークもノートも何もかも、大切に使っています。

おそらく最下層のカーストの少女(5歳くらい)
朝、大量のゴミ捨て場のゴミの中から使えるサンダルを探しています。
その横で豚の親子がとんでもない臭いを出しながら残飯をあさっている。

でも、彼らはこんな日本人にもすごく優しくしてくれるんだわ。
僕は思考と彼らの優しさとのギャップに涙が出そうになります。

物質的な人には耳が痛いテーマで論理を展開してるんで
じゃあもうお前インド人になれよって、言いたくなるでしょうが
先進国と途上国を比較してただ単に
先進国の悪い所だけを吊るし上げて責め立てたいわけではないです。

単に言いたい事は、日本も60年前はそうだった。
田舎に行けば牛はいるし、代々受け継ぐ糠床。
インドは日本とはちょっと違うけど似ている所は似ているんです。
その大切な部分、それを学びたい!!

仏教はpart of Hindismとインド人は言っていた。
イスラム教もキリスト教も人を殺して信者を増やした歴史がある。
似た者同士が集って、変な団結力を共有しあっているような団体は
果たしてどっちなのかな??

僕は多様性を認める方が、団体としての可能性を感じます。
会社の組織や政治も全く一緒ですよね。
だから俺、今の会社のボス好きなんだろうな。
今の俺の行動二つ返事で認めるなんてなー。

気持ちが先走ってしまっているのは承知ですが
次、どこかに旅行に行ける機会があったら
絶対に次もインドだな。

今僕がここにいる理由は、日本以外で一番親近感を感じる国を
インドにしたかったからじゃないのかって思う。

物質的なものって一過性で
一瞬の興味だけで後は何も無い。
文化の薄い大都会って相当退屈だと思う。
例えばショッピングだけが充実してて、ものはあるけど退屈みたいな所。
最近の東京とか顕著ですね。
どこの駅行っても全く同じ。。
物質的な考え方してるやつの話が退屈なのと一緒。

行った事が無いからよくわからんけど
シンガポール、ドバイとかに何の魅力も感じないのは
この考え方が昔からあるからかな。

お世辞にも物は豊かではないけど、何と言うかとても大きい何か。
恐ろしいパワーを感じてしまいます。
若者は是非インドへ、一生ものの価値観と審美眼を
手に入れる事が出来るかもしれません。

फिर मिलेंगे