Saturday, October 19, 2013

【旅行】北インドの旅 その7

朝6時に目覚ましに起こされて
そのまま鍵を開けたまま、ダラムシャーラーバススタンドに
向かいました。

今回の音はレコ


風邪の方は万全ではないですが
ずっとここに居ても、ジリ貧的に日にちが減って行くので
重い腰を上げてアムリトサルに向かいます。

ルートは、直行バスが無いので
パタンコートというアムリトサルとジャンムーの
ジャンクションになっている町まで行きます。
そこから、アムリトサル行きに乗り換えるというながれです。

ダラムシャーラーとマクロードガンジはすごく良い所なんですが
唯一の欠点、帰りの足はローカルバスに成ってしまうという事。
デリー、リシケシュ、デヘラドゥーンのみデラックスがあるという。
ダラムからこの3つ意外の場所を目指す旅人にとっては
移動がかなり負担になってしまいます。
(人ごとではなく僕もその一人。。。)



とりあえず、どのくらいトラブルが起こるのかなーって
思いながらバスに揺られていると、
10Kくらい来た所でバスがぶっ壊れた。。。

荷物が多いので、早めにバススタンドに行って
良い席を確保しておいたのに、いきなり全員バスから降ろされ
次ぎに来た、結構ぎゅうぎゅうのバスに寿司詰められる事に。。。

一応席は確保しましたが、常に人に密着。。
大盛りのザックが太ももにぐいぐい食い込みますが
4時間の間、ほとんど動かす事が出来ませんでした。

バスはまあ予定通りパタンコートに到着。
パタンコートは観光地じゃないので
情報はかなり少なく、はじめからうろつく予定では無かったので
バスターミナルの中をつらつら眺めていると

アムリッツァル!!
アムリッツァル!!
アムリッツァル!!
と叫んでいる男。

俺の探しているバスが既に来ている
そして既に激混んでいる!!!!
でも乗らないと。。アムリッツァルまで100Kか。。
ちょっと休みたいけど、ついて休めば良いや。。
ということで頑張って乗車。

パタンコートまでの道のりでちょっとつかれたのか
下山して気温が上がって、心地よくなったのか
あろうことかインドのローカルバスで寝てしまいました!!
でも大丈夫、スリの手が入って来れないくらい激込みなんで。

途中に割と大きめのバスターミナルに泊まるんですが
どれくらいの間停車するのか分からない上に
確実に英語がしゃべれないので
トイレも満足にいけません。

パンジャーブに近づくにつれ気温と砂埃がえげつない事に。
そうパンジャーブはパキスタンと国境を接する砂漠の町
気温は高く、原チャリが走るだけで噴煙をまき散らします。
喉の痛い俺には最悪。

そしてついにアムリトサルへ到着。



早速吹っかけてくるリキシャーワーラー。
コミッションがらみのやつは気に食わんので僕もふっかけます。

ホテル知ってるんだけどどう??
要らんから、ゴールデンテンプルに行って。
ルディアーナーの友達がゴールデンテンプルについて
まってるから早くしてよ。

なんぼ?
150RS

高いよ、おかしくねえか?
この町の適正価格も知ってるよ。
50RS..

なめんなよ。
てか、デリーで通用するか分かりませんが
具体的な地名と、具体的な予定を述べると割と簡単に
コミッション野郎どもは何も言ってこなくなります。

しかしヤられた。。
このオートリキシャーの運ちゃんが
ここから先はオートが入れない。
だから横に止まってるサイクルリキシャーに乗り換えて
ゴールデンテンプルに向かってね。だって。。

しかもそのサイクルリキシャー50RSだとか言ってきた。。
もちろん20RSまで下げたけど。
なめんなよ。

ゴールデンテンプル付近まで来ると
リキシャに乗ってる外人に手当り次第に声をかけてる
コミッション野郎が居て気分が悪いです。

早い所このザックをおかないと
乗りたくもないタクシー野郎やホテル野郎
ただのアビューザーなだけの物乞いにめちゃくちゃしつこく
つけまわされます。

はやく、決めてた宿に行かないとーー!
決めてた宿というのが、ゴールデンテンプルの巡礼宿で
一泊シングルで160RSというご奉仕価格。

しかしこのホテルが難癖あって
ホテルで直接部屋の有る無しの確認をするのではなく
少し離れた所にある建物の中でキーをもらわないといけないらしい。

灼熱の中、風邪のだるさと戦いながら
やっとの思いで見つけたホテルで、向こうの建物で受け付けてって
言われたら心が折れました。
しかも行ってみたら、英語通じねえ。。。
もうめんどくさいから、普通のゲストハウス探す!!!

それにしても、ゴールデンテンプルの周りには
恐ろしいほどの人が居ます。
後で分かった事なんですが、どうやら昨日お祭りがあった模様。

そして、ちゃんとセキュリティーボックスがあるゲストハウスを
みつけました。ホットシャワーは出ません。



5RSでバケツにお湯をくんでくれるそうです。
畜生、550RSも一泊に払ってホットシャワーもWIFIも無しか。。

他にも色々と宿を見てみましたが
アムリトサルに安宿はあんまりありません。
正直この時は、マクロードガンジに戻りたいって思いました。

アムリトサルの町は、いわゆるザ・インドで
成らしまくるクラクション、ゴミだらけの道路
人だらけの道、虫だらけの夜です。



マクロードガンジが天国だったのかと感じます。

宿で一休みして
ゴールデンテンプルに向かう事に。
その前にゴールデンテンプルテンプルとは
スィク教徒(ターバンを巻いているで有名な)の最大の聖地で
また最高の夢でもあるという。

僕のクラスメイトにもスィクの人が居るが
彼はアムリトサルに言った事がないという。
どういう風に彼に伝えてあげようかな。



という事で、頭を覆う布を手に入れ
履物を預けていざ寺院の中へ。
中には恐ろしいほどのスィク教徒達。
みな、ゴールデンテンプルや、所々にある記念碑に
地に頭をつけて祈っています。

黄昏時のゴールデンテンプルは息をのむほど美しく
僕も、多くのスィク教徒達と一緒に見とれていました。



その時です、18;30くらいかな
聖歌が急に変わり、座ってた人たちが急にたち始めました。
そして皆放送に併せて黙祷し、時にはお経のようなものを読み
異様な雰囲気が立ちこめました。

お前もたつんだよ。
みたいな仕草をされて僕も見よう見まねで礼拝してみました。

スィク教徒は僕が感じるに
かなり硬い宗教だと思います。
言い換えると、スィク教徒はみなすごく熱心に
自分の宗教を思っている。

とてもたくさんの参拝者がいました。



それを感じる事が出来ただけでもここに来た意味があった。
はじめにこの町に来た印象はがらりと変わり
今、心がとても落ち着いています。

日も暮れてきたので晩飯でも行こうかと
ゲストハウスの大将にこの辺で一番良いレストラン教えてケロ。
この辺で一番おいしいパンジャーブ料理の店はここだよって
親切に教えてくれました。

その店でやっぱり大好物のパラクパニールを食べる事に
。。めちゃくちゃうまい!!!!!
コレが本場のパンジャーブ料理か!!!!!!!



※パンジャーブ料理とはいわゆる日本にあるインド料理屋のカレー。
こんなにうまいの食べた事無い!!
自信を持って言い切れる!!
クリームのバランス、法蓮草臭さもほとんどないし
ほのかなクミンの新鮮な香り。ここのシェフは奥義を持っているな!!

インドにいってカレーがあんまりおいしく感じないと思う人!!
パンジャーブに来て、ぜひとも本場のパンジャーブ料理を
デリーでも良いですが是非本場で!!

貧乏旅行も良いですが
たかが数100RS程度ですので
変な所で食べるくらいなら、まともな人に聞いて
良いレストランに行きましょう。
インド料理はおいしいんです!!!
だいたい屋台とかで食うから病気になるんです。

そして、食後疲れが出たのか
どっと眠気が押し寄せてきたので
早いとこ寝る事に。


つづく